Chateau Fleur Haut Gaussens, Malbec La Viminiere, Rouge/
マルベック”ラ・ヴィミニエール”(ボルドー・シュペリユール) 赤 2015
*ワイン名:マルベック”ラ・ヴィミニエール” 赤
*原産国/地方:フランス/ボルドー地方
*原産地呼称:AOC ボルドー・シュペリユール
*ブドウ品種:マルベック100%
*栽培面積:フロンサックの丘にある
ヴェラックに位置
*平均樹齢:6年(シャトー全体では30年)
*土壌:粘土石灰
*植樹比率:1ヘクタール当り4,500株
*収量:1ヘクタール当り48hl
<マルベック100%のボルドー・シュペリユール>
ソシアンド・マレ、シャトー・ラ・トゥール・カルネ、ロラン・ド・ビーの
コンサルを務めたオリヴィエ・ドーガがコンサルタント
ステファン・ベデン “シャトー・フルール・オー・ゴーサン”は、フロンサックのヴェラックで1941年から4世代続く家族経営の小さなシャトー。コンサルタントは、ソシアンド・マレ、シャトー・ラ・トゥール・カルネ、ロラン・ド・ビーのコンサルを務め、現在自ら会社を設立し複数のシャトーをコンサルするオリヴィエ・ドーガ。シャトーはヴィミニエールの他、2種類のボルドー・シュペリユールを造っているが、今回入荷したのは、AOCボルドーでは極めて珍しい<マルベック100%>のワイン。AOCボルドー赤は白と違い、アッサンブラージュの比率に縛りがないため、マルベック100%でもAOCボルドー・シュペリユールを名乗ることが可能。“ヴィミニエール”とは区画の名前で、生産本数は僅か3,600本の希少なワイン! 『デュセール・ジェルベ』2016年版ではプルミエ・グラン・ヴァン・クラッセに格付けされた注目のシャトー。また、『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』 最新版2017年で“ク・ド・クール”獲得、ワイン・アドヴォケイトで88-90点を獲得した優良ヴィンテージが初入荷!

*醸造
ダブル・ギヨー式。リュット・レゾネ。除葉、グリーンハーヴェストを実施。果実味のフレッシュさを保つため夜間に手摘みで収穫。温度調整機能付のステンレスタンクで、25日前後低温発酵。シュール・リーの状態で、  フランス産の新樽とアメリカ産のバリックで12ヶ月熟成。無濾過、無清澄で瓶詰め。

*コメント
非常にピュアな香りで、クロイチゴやブルーベリーの上品なアロマ。甘味のある樽香が広がり、この地方では珍しい味わい。はっきりとしたアタックでストラクチャーが少しずつ昇ってくる。アロマ、タンニンの質、肉付き、フレッシュさのバランスが取れ非常に繊細。口中は丸みがあり心地良い。黒い果実やタバコのアロマ、僅かに胡椒のスパイシーな香りや甘味が広がる。上品でタニックな骨格が、複雑で粘性のあるフィニッシュへと導く。10年以上熟成が可能。

*当主エルヴェ・ルイイエのコメント
「難しい選択ではあったが、マルベックがこの土壌に適していたため、リスクを取った。ワイン造りは複雑で常に細かい注意を要したが、結果を誇りに思う。型にはまらないプレミアムワインだ。」

*評価
『ワイン・アドヴォケイト』2016年7月/ニール・マーティン:
2015マルベック・ラ・ヴィミニエール 88-90点
シャトー・フルール・オー・ゴーサンゴのラ・ヴィミニエール2015は、選び抜かれた純粋なマルベックで、50%はフランス産の樽とアメリカ産の500リットルの樽で、残りはタンクで熟成。ブラックベリーやビルベリーのブーケが広がる。始めはやや弱々しい印象だが、次第にグラスの中で開いてくる。ミディアムからフルボディー。ざらっとしたタンニンが感じられ、がっしりとしている。男性的なマルベックで、長い余韻がある。フレッシュ感が素晴らしく、数年間楽しめる見事なマルベック。

『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』2017年版:
このドメーヌはボルドー・シュペリユールの手本となるような、美味しいワインを造っている。果実味と心地良い樽香が感じられ、食欲をそそる。ワインフェアで美味しいデイリーワインを探している愛好家にとって素晴らしいワインの1つだ。エルヴェ・ルイイエは30haを所有し、オリヴィエ・ドーガのコンサルを受けながら年間約200,000本を生産している。シャトーの設備を大幅に改良したことも、彼が成功した理由の一つだ。さらに、丘の上に(若木の台木から)マルベックとカベルネ・フランの植樹を始めた。果実味のある5年の間に飲むことをお勧めする。
2015年物は間違いなく、エルヴェ・ルイイエの才能が最も反映された素晴らしいワインの一つだ!スパイシーで、僅かに胡椒のノート。美しい色調と、樽に由来する素晴らしい甘味を持つ見事なワイン。落ち着いた2014年物は、リリース当初より樽の香りが際立っているのが良い。全体的に2〜3年寝かすと良いだろう。
マルベック・ラ・ヴィミニエール2015:“ク・ド・クール”&17/20点
真南向きの畑に由来する100%マルベックで醸造されたこの新しいキュヴェは、飲む者に衝撃を与える!房ごと醸造。胡椒や黒い果実のアロマが口中を支配し、柔らかなタンニンを伴うマティエールが感じられる。

『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』2016年版:
このドメーヌはボルドー・シュペリユールの手本となるような、美味しいワインを造っている。果実味と心地良い樽香が感じられ、食欲をそそる。ワインフェアで美味しいデイリーワインを探している愛好家にとって素晴らしいワインの1つだ。エルヴェ・ルイイエは30haを所有し、オリヴィエ・ドーガのコンサルを受けながら年間約180,000本を生産。シャトーの設備を大幅に改良したことも、彼が成功した理由の一つだ。さらに、丘の上に(若木の台木から)マルベックとカベルネ・フランの植樹を始めた。果実味のある3年の間に飲むことをお勧めする。プルムールにて試飲したが、2014年物は偉大なワインを思わせるスタイルだった。美しい深みと、たっぷりとした果実味があり芳醇。2012年物は美しく上品で、非常に親しみやすい。