Pouilly-Fuisse Tete de Cuvee AOC, Blanc
/プイィ・フュイッセ テット・ド・キュヴェ 白
*ワイン名:プイィ・フュイッセ
テット・ド・キュヴェ 白
*原産国/地方:フランス/ブルゴーニュ地方
*格付け:AOC
*ブドウ品種:シャルドネ

*テロワール
20を超えるプイィ・フュイッセのアペラシオンの最高の畑のブドウから生産されている。石灰岩の比率の多いプイィの区画は強いアロマと口内に優美さを与え、粘土質の比率の多い区画はアロマが少ないものの、よりフル・ボディで、がっしりとしていて、ストラクチャーのあるワインになる。平均樹齢は30年。

*醸造
最終的にブレンドが行われるまで、醸造、発酵、そして熟成は区画ごと行われる。70%のワインは樽(うち25%は新樽)で熟成し、30%のワインは純粋な果実の風味を保つため、ステンレスタンクで熟成する。

*コメント
緑色のヒントを含む淡い良質で澄んだ黄色の色調。酸味があり、熟したかんきつ類、リンゴ、レモン、アーモンドそしてスモークしたヘーゼルナッツのアロマが感じられる。ミネラルのヒントがあり、良質な新鮮味がある。口内はフレッシュで良質な豊かさがあり、プイィ・フュイッセの典型的なワイン。豊富な熟れた果実、アーモンド、繊細なオークと僅かなスモーキーさを感じさせる。

*評価
『デカンター』(2021年5月23日)
素敵なフローラルノートや、蜜たっぷりで熟したリンゴの香りが特徴的。リッチなスタイルだが、バランスが取れていてエレガント。肉厚で力強いテクスチャーがあり、余韻も長い。この複雑なワインは、100以上の区画のブレンド。全体の30%(片岩と花崗岩土壌のリュー・ディであるヴェール・シャーヌVers Chane由来の若いブドウ樹)はタンクで発酵。除梗はせず、ゆっくり圧搾。
91点(評価:2020年物)

『デカンター・ワールド・ワイン・アワード2020年』
熟した黄色いプラムとネクタリン、砂糖漬けのレモンやライムの柑橘類と、スイカズラで溢れている。心地よくピュアで調和が取れており、温かみのあるクリーミーな樽の調和と上品で巧みな余韻が特徴。長くて豪華。
97点&プラチナ(全体の1%のみのワインが得た栄誉ある賞)(評価:2018年物)

『アシェット2022年版』
ガイドの常連であるこのドメーヌは、柑橘系の果物やアカシアの花のブーケのように、黄金のローブの、エレガントで見事なテット・ド・キュヴェを造る。味わいはフルボディで、フレッシュで上質で、グレープフルーツのノートに余韻が伸びる。繊細であると同時に強烈で、高貴なプイィ・フュィッセ。今から楽しめるが、今後何年にも亘り、穏やかに熟成していくだろう。
二つ星★★(評価:2018年物)