Vinu di Simia AOC Corse, Rouge/ヴィニュ・ディ・シミア(コルス) 赤  *参考品
*ワイン名:ヴィニュ・ディ・シミア 赤
*原産国/地方:フランス/コルス地方
*原産地呼称:AOC コルス
*品種:スキアカレッロ100%
*醸造
 基層は沖積土、無数の小石が表面を覆う単一区画“ e Code エ・コド”に2008年に植樹されたスキアカレッロを手摘みで収穫。完全除梗の後、温度管理機能付のステンレス・タンクを使い、野生酵母のみでアルコール発酵(温度:13-27度、期間:8日間)。この間1日2回のルモンタージュを実施。発酵終了後、引き続き5日間の果皮浸漬。アルコール発酵の後半から果皮浸漬にかけて、1週間に2回バトナージュを実施。発酵槽から引き抜き、空気圧式圧搾機で圧搾した後、引き続きステンレスで熟成を行う。熟成期間は約6ヶ月。熟成期間中のバトナージュは15日おきに1回。2回の澱引きの後、無清澄・無濾過で瓶詰め。収量は45hl/ha。総生産量1,200本。

*コメント
 淡いサクランボ色のローブ。野苺のジャムやレッド・フルーツのノートにスパイスのタッチが食欲をそそる。スキアカレッロの果実をそのまま頬張ったようなフレッシュさとしなやかな味わい。スキアカレッロの違った一面を発見できる。サーヴィスは13-14度で。

 ヴィニュ・ディ・シミア:コルシカの日常語で「猿、酔っ払い」を指す。ロブ・ダンジュよりマセラシオンを短くし、タンニンの抽出を抑えた。軽やかなヴィニュ・ディ・シミアは飲み心地が良く、当主ジョゼ・ヴァヌッチが冬の熟成期間中、ずっとちびりちびりと味わいを楽しんだほど。その時ジョゼがタンクに描いた猿の絵がラベルになった。