Latude AOC Lauguedoc Pezenas, Rouge/ラチュード 赤
■生産者:レ・ヴィニュロン・ド・フォンテス
■ワイン名:ラチュード 赤
■原産国/地方:フランス/ラングドック地方
■原産地呼称:AOPラングドック・ペズナス
■ブドウ品種:シラー80%、グルナッシュ20%
■土壌:地中海性気候と火山性のシスト土壌
■平均樹齢:40年
■収量:35hl/ha
注目のグラン・ヴァン ぺズナス
エキサイティングな新顔。他とは明確に区別できる特有さと、
ふくよかな赤ワインで知られるぺズナス。

「これまでぺズナスのワインを飲まなかったことを本当に後悔している。
馬鹿な過ちだ。香りと味わいがグラスの中でテロワールを証明している。」
Andrew Jefford/アンドリュー・ジェフォードMW


フォンテスのブドウ園はラングドックの中心に位置し、Cevennesセヴェンヌ山脈の支脈で、シスト、玄武岩、粘土石灰が混ざるモザイク状のテロワールを享受している。地中海性気候のミクロクリマの影響を受けるテラスにブドウ植樹され、偉大な品質をワインに見事にもたらしている。Les Vignerons de Fontes/レ・ヴィニュロン・ド・フォンテスは1930年に30軒のヴィニュロンによって設立され、現在では200軒が加盟している。生産者たちは地元の誇り高きテロワールでブドウを栽培し、それぞれの醸造所で伝統を尊びながら、果実味のあるふくよかなワインを手がけている。

テロワール:
エロー県の中央に位置するペズナスは、モンペリエから50kmほど離れた人口8000人の中世の町。千年以上前からブドウ栽培が行われてきた。緯度が34mにあるぺズナスでの年間降雨量は660mm。秋と春に特に雨が降る。夏は暑く、冬は穏やか。エロー川の右岸にブドウ園が設けられ、バラエティーに富む土壌のテロワールによって個性が生まれる。土壌は粘土質のテラスと粘土石灰、西側にはシスト土壌。起源を数百万年前にも遡る玄武岩質溶岩が噴出してできた景観と偉大なテロワールが特徴となっている。

アペラシオン:AOCラングドック・ぺズナス
2007年4月24日に制定され、AOCラングドックに続けてコミューン名を名乗ることが可能になった。ラングドックのAOCのヒエラルキー3階層(クリュ、グラン・ヴァン、AOCラングドック)では、“グラン・ヴァン”に格付けされ,その中でも数年のうちに階層を突出するであろう産地に名が挙げられる。

醸造:
厳選された区画から成熟した葡萄を収穫。除梗し、伝統的醸造方法を施す。 13〜14度でアルコール発酵を始め、28〜30度で終了。キュヴェゾン13日。プレスワインとフリーランを分ける。フレンチオークと一部ヴァット(発酵槽)で18ヶ月シュール・リー熟成。

味わい:
深紅のガーネット色。スパイシーで、樹脂やバルサミコの香りにブラック・チェリー、タバコの葉、甘草を伴う。味わいはソフトでシルキーなタンニンを讃え、熟れてヴォリューム感がもたらされたワイン。モカ、甘やかな赤い果実のアロマが現れる長い余韻。赤身肉と相性が良い。2-8年が飲み頃。15-16度でサーヴィス。


評価:
◆ベルリナー・ワイン・トロフィー 2020 金賞(2018)
◆コンクール・デ・グラン・ヴァン・デュ・シュッド 2019 金賞(2017)
◆フェミナリーズ世界ワイン・コンクール 2019 銀賞(2017)
◆デカンター・アジア・ワイン・アワード2017 銀賞&92点(2015)
◆ベルリナー・ワイン・トロフィー 金賞(2015)
◆デカンター・ワールド・ワイン・アワード2018 銀賞(2015)
◆ジルベール&ガイヤール(ベルリン・サマー・エディション) 金賞(2014)
◆デカンター・アジア・ワイン・アワード 90点(2014)
◆ラングドック=ルーション ワイン・コンクール2015金賞(2013)
◆パリ農事コンクール2016銀賞(2013)

プレス:
『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス』誌 2017年3月号
特集:ぺズナス ラングドックの丘 AOCへの道のり

ラングドックのモンターニュ・ノワール(中央・南フランスにある山脈“黒い山”)に守られたブドウ園は、将来的にAOCぺズナスへの昇格が有力視される。ぺズナスのブドウ園の丘は並外れた地理学的背景を持つ。区画を調査したI.N.A.O.(国立原産地名称研究所)によればAOCへの昇格を視野に入れるという。最も古いシスト(片岩)や石灰と最も新しい玄武岩、砂質の構成が、品質の高いブドウ栽培の土壌の源となっている。ラングドックのブドウ栽培地の中心地にあり、夏は暑く乾燥し、冬は温暖な気候。雨は特に秋と春に降る。緯度は34mのぺズナスでは660mmの年間降雨量。緯度120mのガビアンGabianでは736mmである。2007年以降、AOCラングドックに付記されるコミューンとして制定され、生産者の申請とI.N.A.O.の決定が交互になされるペースで、少しずつ区画面積を広げていった(2006年から2014年の間に666haが申請し515haが認定された)。基準値に達しない区画は専門家によって除外されていった。「却下の基本的な理由は地形、土壌学、そして土壌の水分量です。」とI.N.A.O.の専門家ジャック・ラフォンは指摘する。ぺズナスのテロワール組合長を務めるジャック・ビアックは次のように語る。「例えば、丘の頂きの泥灰質の区画の一つはI.N.A.O.に却下された。なぜならば土壌にやや石が多く、排水がされるから。一方、近くの区画は同じ泥灰質であるが認可された。なぜなら泥灰の下層土は玄武岩に関連し、崩れ落ちた岩石と凝固した灰と化しているからだ。」
ブドウ木は非常に多様な起源をもつ土壌に植えられている。沖積土のテラスが35%の面積を占める。最も古いヴィラフランカ階villafranchien(第1氷期以前、更新世初期の地質)と第四紀・中期の土壌は、深いところで赤い粘土質を伴った砂・泥土土壌。石が多く、フィルターの役割をもつ土壌はしばし非常に質を向上させる。