Vouvray Sec Cuvee de Silex AOC, Blanc
ヴーヴレ・セック キュヴェ・ド・シレックス 白・辛口
*ワイン名:ヴーヴレ・セック
キュヴェ・ド・シレックス 辛口 白
*原産国/地方:フランス/ロワール地方
*原産地呼称:AOC ヴーヴレ
*ブドウ品種:シュナン・ブラン100%
2000年以降、7度のパーカー・ポイント90点超えを成し遂げた、驚愕のコスト・パフォーマンスを持つドメーヌのスタンダード・キュヴェ。シレックス土壌のレ・ジラルディエール Les Girardieres、レ・ペリュシュ Les Perruches、レ・シェール・サレ Les Chairs Salees の3つの区画で栽培されたブドウのアッサンブラージュによる。

*醸造
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレスした後、果汁の酸化を避け、二酸化硫黄の添加量を少なくするため不活性炭酸ガスを充満させたタンクに入れデブルバージュ(前清澄)を行う。その後、キュヴェに応じて温度管理機能付きのステンレス・タンクで発酵。発酵終了後、引き続きステンレス・タンクでシュール・リーの状態で定期的にルモンタージュを行いながら熟成させる。マロラクティック発酵は行わず、収穫の翌年の2月に瓶詰め。
きりっと引き締まったミネラル感、線香花火のようなフリンティな香りがあり、ほのかに塩味も感じられる。

*ペアリング
アペリティフとして、あるいはハムやソーセージなどの豚肉加工品や、ソースを添えた甲殻類や魚の料理、シェーヴルにおすすめ。

*各誌の評価

『デカンター』特集「ロワール産2021年物の白ワイン ヴィンテージ・レポート」に掲載のコメント
◇2021年物:刺激的で非常に豊かなテクスチャー、ナシやリンゴのノート、そして余韻の長さとバランスの良さが備わっている。熟成させればもっと美味しくなるでしょう。成功作と言える2021年物は、鶏肉や豚肉を使った料理に合う。ベルナール・フーケは、30年以上にわたるキャリアにおいて、30haのドメーヌをヴーヴレの最優良のドメーヌの1つとして確立した。現在は引退し、シャルル・ルザフルCharles Lesaffreが引き継いでいる。ルザフルは、ヴーヴレのシャトー・モンコントゥールを含むヴィニョーブル・フレの商業ディレクターだった。飲み頃は2022〜2032年。 ★91点(2022年3月)

『デカンター』に掲載のコメント
◇2019年物:1982年にドメーヌを設立するまで、ベルナール・フーケはアルザスやブルゴーニュに位置する多くの生産者のために働いていた。特に美しく熟成した非常に素晴らしい1989年物と1990年物のヴーヴレで、フーケは新しいスターの1人として急速に地位を確立。醸造はステンレス・タンクで。上質で熟した果実やマルメロのノートが特徴的で、生き生きとした酸がフィニッシュを飾る。 ★92点(2020年1月)

『アシェット』に掲載のコメント
◇2019年物:淡く鮮やかな黄色のローブ。このヴーヴレは白い花、グレープフルーツ、熟した白い果実の表情豊かな香りを現わしている。味わいは、上品な苦みが余韻を刺激する前に、アタックの清涼感が、フローラルとフルーティーな上品な丸みに直ちに変わる。陪審員によると、「優しさを欠かない魅力的な辛口。」 ★一つ星(2022年版)