Chateauneuf-du-Pape Cuvee des Cadettes AOC, Rouge
シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・デ・カデット 赤
■ワイン名:シャトーヌフ・デュ・パプ
キュヴェ・デ・カデット 赤
■原産国/地方:フランス/ローヌ地方
■原産地呼称:AOC シャトーヌフ・デュ・パプ
■ブドウ品種:シラー、
グルナッシュ、ムールヴェードル
■平均樹齢:70年(1902年植樹)
■収量:1ヘクタール当たり22ヘクトリットル
■生産本数:9,350本
■醸造
除梗をしたブドウは木製タンクに入れ、自然酵母を用い28℃で6〜7日間発酵する。発酵終盤には30℃に調整する。その間、ルモンタージュとピジャージュはそれぞれ1日2回施す。12日間のマセレーション後、空気圧圧搾機で圧搾し、12ヶ月シュール・リーで樽熟成。澱引き、清澄は施さず、ろ過後に瓶詰め。

■各誌の評価
『ワイン・エンスージアスト』(2021年1月3日)
キュヴェ・デ・カデット 2017  96点

ラ・ネルテ最古の区画のグルナッシュ、ムールヴェードル、シラーのブレンド。快楽の象徴のような赤で、ブラックチェリーやブラックベリーの素晴らしい風味があり、白コショウやクルミのノートも感じられる。新樽(40%)と大樽(60%)で熟成。一口飲むたびに感じられる熟成感と肉厚な口当たりが、しっかりとしてグリップ力のあるタンニンに支えられている。飲み頃は今から2030年頃までだが、さらに長く熟成させることも可能だろう。

『ヴィノス』(2019年12月)
キュヴェ・デ・カデット 2017  95点

鮮やかなルビー色。複雑で強烈な香りのブーケは、熟した赤果実や青果実、刺激的で香り高い花々、バニラ、スモークした木のニュアンスを呼び起こす。魅力的でかぐわしいラズベリーやボイセンベリー、スパイスケーキ、ラベンダーの風味のおかげでエネルギッシュなスパイスがあり、後半にはミネラル感が広がる。滑らかなタンニンが印象的で、長く続き、青果実や花々のアクセントのあるフィニッシュも非常に滑らか。飲み頃は2025〜2036年。

『ワイン・スペクテーター』(2020年12月15日)
キュヴェ・デ・カデット 2017  95点

かぐわしいプラムやラズベリーの風味が素晴らしく、豊富で、ミネラルがその風味を支えている。フィニッシュには、アニスや紅茶、フルーツケーキのノートが織り交ぜられている。熟成のためのエネルギーも感じられる。グルナッシュとムールヴェードル、シラーのブレンド。飲み頃は2022〜2035年。

『ワイン・アドヴォケイト』(2019年8月31日)
キュヴェ・デ・カデット 2017  94点

ネルトのシャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・デ・カデット 2017は、例年よりも色が濃い。グルナッシュ47%、シラー29%、ムールヴェードル24%のブレンドで、大樽(60%)と新樽(40%)で熟成。刺激的で土っぽく、時間の経過と共に、プラムやブラックチェリー、ココアなどのノートが現れる。フルボディ。豊潤で滑らか、フィニッシュも長くて豪華。飲み頃は2021〜2035年。