Madiran Cuvee de l'Extreme AOC, Rouge
マディラン　キュヴェ・ド・レクストレーム　赤
＊ワイン名：マディラン
キュヴェ・ド・レクストレーム　赤
＊原産国／地方：フランス／南西地方
＊原産地呼称：AOC マディラン
＊ブドウ品種：タナ100%

＊醸造：
　手摘みで収穫したブドウを100%除梗し、3日間の低温マセレーションを施す。その後、容量120ヘクトリットルのセメントの発酵槽とオークの発酵槽で発酵を行う。発酵は25度で約15日間。この間4日1回のデレスタージュとルモンタージュを実施する。発酵終了後も果皮浸漬を行い、2週間後にワインを発酵槽から引き抜く。圧搾後、プレス・ワインは一切使わずに、バリックの新樽（100%）に移し、マロラクティック発酵と熟成を行う。バリックはアリエとトロンセ産のオークで、樽の焼きはM+（moyenne forteモワイエンヌ・フォルト）。スガン・モロー／Seguin Moreau、ジレ／Gillet、ベルトミュー／Berthomieuの3社の樽を使用。熟成はシュール・リーの状態で行い、熟成期間は18ヶ月。この間3回の澱引きを行なう。熟成終了後、清澄は行わず、ごく軽くプレート濾過を施して瓶詰め。

＊コメント：
　非常に濃厚なローブで、バニラやトースト、バターなどの香りが感じられる。力強くがっちりした味わいで、焙煎香がるフィニッシュ。鴨のコンフィやマグレ、シヴェ、風味の強いチーズと良く合うでしょう。

＊各誌の評価：
『アシェット』（2022年版）　　三つ星★★★（評価：2018VT）
　2018年物は豊かで、ストラクチャーがしっかりとしていて、洗練されている。飲み頃は2024年から2030年。

『アシェット』（2021年版）　　一つ星★（評価：2017VT）
　ローブは深紅色で、非常に素晴らしい醸造の成果が見て取れる。そのアロマは力強く立ち昇り、黒果実のジャムの香りや、トーストやバニラのノートが上手く統合している。口当たりはソフトで、ねっとりとした感覚と柔らかさが魅力的。良質のタンニンがワインを最後まで際立たせる。確かな将来性のあるワイン。飲み頃は2021年から2028年。



＜シャトー・バレジャの熟成庫＞