Luberon AOC, Rouge/リュベロン 赤 
*ワイン名:リュベロン
*原産国/地方:フランス/コート・デュ・ローヌ地方
*原産地呼称:AOC リュベロン
*ブドウ品種:グルナッシュ・ノワール50%,
シラー25%,カリニャン20%,ムールヴェードル5%
*収量:1ヘクタール当たり18ヘクトリットル

*醸造
ドメーヌが5つのコミューン(タイヤード,ロビオン,モーベック,オペード,そして,オペード・ル・ヴュー)に所有する区画に植わる平均樹齢45年のブドウに由来。手摘みで収穫し,すぐに選果を行って,良質なブドウのみを醸造所に運ぶ。

(2011年物は)100%除梗。4日間のプレ・マセレーションの後,セメント製の発酵槽で発酵。この間,櫂入れとポンピング・オーバー,デレスタージュ行い,発酵終了後に果皮浸漬を実施。発酵と果皮浸漬を含むキュヴェゾンの期間は,トータルで3-4週間。その後,水平式圧搾機でプレスを行い,フリーラン・ワインのみをドゥミ・ミュイ(容量600リットルの樽)で1年間熟成(マロラクティック発酵あり)。続いてセメント・タンクに移し,36ヶ月間シュール・リー熟成を行う。アッサンブラージュは発酵の初期段階で行い,熟成中,澱引きは一切行わない。無清澄・無濾過で「果実の日=Jours fruits(2015年12月)に瓶詰め。総生産量8,600本。

*コメント
上品なガーネット色のローブに赤紫色の反射。サクランボや野いちご,プラム,甘草などのアロマとともにフルーティーで表現豊かな香りが感じられる。しなやかなアタックに続き,口中はまろやかで甘美。成熟した果実味に包まれた素晴らしいタンニンとともに,ストラクチャーが顕著に感じられる。濃密な味わいで,レッド・フルーツやスパイスのノートが支配的。フィニッシュは長く,まだ若さが目立つが,素晴らしい未来が約束されているワイン。トリュフ風味のジャガイモのピュレを添えたアントルコートの赤ワイン・ソースとは格別に相性が良い。この2010年物にはブルゴーニュのグラン・クリュに匹敵するリュー・ディ“コトー・ド・ララ”のワインがアッサンブラージュされ,もはやスタンダードの域を脱したモンスター・キュヴェと言っても過言ではない。2011年物,2012年物がWAで87-89点を獲得

『ワイン・アドヴォケイト 210号(2013年12月号)』に掲載のコメント
アペラション・リュベロンの北西側で生まれた,グルナッシュ,ムールヴェードル,そしてシラーのブレンド。ドメーヌのスタンダード・キュヴェ“リュベロン”はお値打ち品で,南ローヌのキャラクターに事欠かない。スパイスや下草,皮,そして甘草が感じられるミディアム・ボディで,豊潤でストラクチャーも申し分ない。力強く,価値のある1本であることは明白だ。今後,3-5年が飲み頃。  ★87-89点