A Contre courant Vin de France, Blanc/ア・コントル・クラン 白(ヴァン・ド・フランス) 
*ワイン名:ア・コントル・クラン 白
*原産国/地方:フランス/コート・デュ・ローヌ地方
*原産地呼称:ヴァン・ド・フランス
*ブドウ品種:グルナッシュ・60%,ソーヴィニヨン40%
*醸造
ル・ブテイエ Le Bouteiller,そしてカンソー Cansaouの2つのリュー・ディ(土壌:石灰混じりの沖積土)に植わるグルナッシュ・グリ(60%)とソーヴィニヨン(40%)に由来。畑では月の満ち欠けや環境に配慮し,銅,硫黄,そして植物をベースにしたケアに終始している。マシーンで除草を行い,摘芽,また部分的に除葉(必要に応じ,ブドウ果のクオリティを向上させるためにグリーン・ハーヴェスト)を講じている。ブドウの収穫は果皮の成熟の度合いと潜在的な酸素の割合を鑑みて決定する。手摘みで収穫したブドウはすぐにその場で選果,小さな箱に入れて醸造所に運ぶ。ブドウ果は100%除梗。圧搾した果汁は48時間にわたる低温マセレーションを実施した後,ステンレス・タンクで4週間発酵。引き続き,ステンレス・タンクでシュール・リーの状態で14ヶ月熟成させ,無清澄・無濾過で瓶詰め。この2010年物は2011年12月に瓶詰め。

*コメント
南仏,しかもリュベロン特有の気候(*注)のもと,優れた辛口の白ワインで,保存のきくワインとはどういったものであろうか・・・。このヴィジョンに思いを巡らすこと10年,ついに“ア・コントル・クラン”の2010年物が産声を上げた。このワインは石灰岩土壌の“ブテイエ”と沖積土の“カンソー”が成しえたサマリーである。“ブテイエ”は光と熱,柑橘系のフルーツを思わせる新鮮な果物の強烈で朗々とした側面をワインにもたらす一方,“カンソー”はフィネスや口当たりの良さ,そして余韻を与えている。力強さと奥深さ,マティエール(素材),そしてソフトで伸びやかな偉大な白ワインの余韻が一度に感じられ,石灰に起因するミネラルを誘う。  結論として,“ア・コントル・クラン”はミネラルという深い基層の上に置かれ,築かれた光の申し子であり,力を秘め,この上なく精緻に造られたワイン。南仏のリュベロンで造られた流れに逆らったキュヴェであることから,“ア・コントル・クラン=流れに逆らって”と命名。  単独でアペリティフに。香辛料,香味野菜やハーブをふんだんに使うタイ料理や,Lapin aux pommes(ラパン・オ・ポム:ウサギのもも肉をリンゴや野菜などと一緒に煮込んだ料理),ひめじの炭火焼,鱈のアイオリ・ソース添えにおすすめ。サーヴィスは13度で。

*注:リュベロンはフランスのなかでも最も日照量の多い地域で造られた。気候は地中海性気候だが,アルプス,そしてローヌ渓谷に起因する大陸性気候の影響も受けるため昼夜の寒暖の差が大きく,ワインにフレッシュでエレガントな要素が加わる。