Cahors GC AOC, Rouge
カオール ジェ・セ 赤
*ワイン名:カオール ジェ・セ
*原産国/地方:フランス/南西地方
*原産地呼称:AOCカオール
*ブドウ品種:マルベック100%
*平均樹齢:38-45年
*栽培面積:3ヘクタール
*収量:1ヘクタール当たり19ヘクトリットル
*総生産量:7,500本
●できるだけ早く樽の風味をワインと同化させることによって、ワインが可能な限り自然な調和を獲得する。
●樽の多孔性(空気を通すこと)によるミクロオキシジェナション(微量酸化)によってワインが穏やかになり、タンニンが柔らかくなる。

という理由から、ヴェレーギュ兄弟は、非常に肉付きの良いカオールには樽発酵が理想的であるという信念を持っていた。その理想を実現するために生まれたのが、このドメーヌのスーパー・プレスティージュ・キュヴェ。2000年に初めてのエッセーを行ない、そこから「GC」という名前が生まれた。(フランス語では J'essaie「私は試みる」とういう発音と「GC」の発音が同じため。)

*醸造:最上のブドウのみを選び、除梗・破砕。縦にしてオープン・トップにした容量500リットルの新樽に直接ブドウを入れてアルコール発酵を行う。28-30度に温度管理をしながらソフトに長く果皮漬浸を行なう。発酵最初の段階は櫂入れを行い、その後は1日1回の短いポンピング・オーバーを行い、果帽が常に湿った状態にしておく。40日間のキュヴェゾンの後、マールは抽出し圧搾する。プレス・ワインは別にしておきます。プレスワインの一部は、フリーラン・ワインにアッサンブラージュされることもあるが、大抵はル・セードルのキュヴェにアッサンブラージュされる。アルコール発酵に使用した樽に蓋をして、フリーラン・ワインを入れ、マロラクティック発酵と24ヶ月の熟成を行う。

*コメント:黒いローブ。真っ黒で非常に熟成した果物の香り。トーストのノートも感じられる。味わいは究極の余韻とフィネス、新鮮さ、そしてミネラル感によって際立っている。味わう前に数時間のアエレーションが必要なワイン。

*各誌の評価
★ワイン・エンスージアスト96点 & アシェット一つ星(評価:2012年物)