Chianti Classico Riserva Selezionata Nittardi DOCG, Rosso
キャンティ・クラッシコ リゼルヴァ セレツィオナータ ニッタルディ 赤 
*ワイン名:キャンティ・クラッシコ
リゼルヴァ セレツィオナータ ニッタルディ
*原産国/地方:イタリア/トスカーナ州
*原産地呼称:DOCG キァンティ・
クラッシコ
*ブドウ品種:サンジョヴェーゼ97%、
メルロー3%
*畑:ヴィニティーノ、ペリゴリーネ、
フロンテ・カンティーナ
*植樹年:1989、1997、2002、2005
*収量:1ヘクタール当り35ヘクトリットル
*アルコール度数:13.5%

*醸造
 手摘みで収穫。容量105ヘクトリットルのステンレス・タンクで発酵とマセレーション。発酵温度は28-30度、期間は15日間。その後、フランス、アリエ産バリック(新樽20%/ブランド:ナダリー、ダンプトス)で24ヶ月の熟成。その後コンクリート・タンクで6ヶ月熟成させ、瓶詰め後さらに12ヶ月瓶熟。

*画像:熟成庫にずらりと並ぶフレンチ・オークのバリックと大樽。


*コメント(2019年物)
2019年はクラシックな昔ながらのスタイルを持ったヴィンテージである。上半期は平年より気温が低く、特に5月は雨が多かった。そのため、ブドウの木の生長サイクルに若干の遅れが生じた。1980年代の偉大なヴィンテージ(特に1985年と1988年)に似たペースだった。夏と9月は暑すぎず、雨も降らず、完璧な天候だった。近年は気候の変化でしばしば欠落するフェノールが完璧に熟したブドウができた。ヴィーニャ・アルタは9月の最終週に収穫した。

ニッタルディ・リゼルヴァ・セレツィオナータは、最高のヴィンテージにのみ生産されるスーパー・プレミアム・リゼルヴァであり、ニッタルディのテロワールと私たちのワイン造りのノウハウを最大限に表現している。イタリアを代表する著名醸造コンサルタントであるカルロ・フェリーニによって監修されている。

最初のヴィンテージは1985年。
このワインは25年以上の熟成が可能であることを示している。重要なワインガイドブックや雑誌(ガンベロ・ロッソ、デカンター、ワイン・スペクテーター)で最高評価を得て、トスカーナ最高のワインのひとつに選ばれた実績をもつ。

濃厚なダークレッド、ブルーベリー、ダークチェリー、熟したブラックベリー、エキゾチックなスパイスのニュアンスを持つガリーグの香り。エレガントなタンニンと素晴らしいフレッシュさを持つミディアムな味わい。卓越したテクスチャー、傑出したきめの細かいタンニンの余韻が長く続く。2019年物はまだ非常にコンパクトで若いワインである。今後20年間、このワインの進化を追っていくのが楽しみだ。

このキャンティ・クラシコはトスカーナの創作料理と完璧にマッチする。サーヴィスは18度前後で。

*各誌の評価
『ガンベロ・ロッソ★トレ・ビッキエーリ(評価:2019VT)

『ジェームス・サックリング』★93点(評価:2019VT)

『ファルスタッフ』★93点(評価:2019VT)

『ルカ・マローニ』★92点(評価:2019VT)