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HOME >> 生産者情報 >> ファットリア・ニッタルディ(イタリア/トスカーナ州) 

↓INDEX↓
ファットリア・
ニッタルディの歴史
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エノロゴ
カルロ・フェリーニとの
コラボレーション
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カステリーナ・
イン・キァンティ
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商品ラインナップ
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ネクター・デイ
IGT マレンマ 赤

*ファットリア・ニッタルディの歴史*

 ファットリア・ニッタルディの歴史は古く1182年まで遡る。当時、ニッタルディ領内の美しい城塞はシエナとフィレンツェを結ぶ主要街道の要衝であり、「Torre Nectar Dei=神々の酒の塔」と呼ばれていた。当時すでに秀逸なワインが造られていたことが、この名の由来になっている。16世紀にはルネッサンス期の三大巨匠の一人ミケランジェロ・ブオナロティが所有し、造られるワインは当時のローマ法王(教皇)ユリウス2世とレオ10世(最初のメディチ家出身の教皇)に献上されていたほどで、ニッタルディの土地の力とそこから生まれるワインのクオリティの高さはつとに有名であった。1983年より現在のドイツ人当主、ペーター・フェムフェルト/Peter Femfertが所有している。キャンティ・クラッシコ地区の中心に位置する「カステリーナ・イン・キャンティ/Castellina in Chianti」(下図参照)の南向き斜面という最高の条件に恵まれた12ヘクタールの区画から、フィネスとパワーに満ちた優れたキャンティ・クラッシコが生み出される。
【キャンティ・クラッシコ地区】

・トスカーナのフィレンツェとシエナのちょうど中間地点
・標高:およそ250-600メートルの丘陵地帯
・寒暖の差がそれほど大きくない大陸性気候
・年間平均降雨量:800-900ミリ
総面積約70,000ヘクタールのキャンティ・クラッシコ地区は、9つのコミューンから構成されている。
【マレンマ地区】

 キァンティ・クラッシコ地区の西、ティレニア海に面した西部海岸地域は、トスカーナでも特に注目されている。北にはサッシカイアで有名になったボルゲリ地区があり、その少し南のスヴェレート地区ではトゥア・リータがメルロー100%のワインで大成功を収めた。さらに南下すると、スカンザーノを中心とするマレンマ地区がある。この地区は標高が高く、比較的涼しい。また、土壌は他にないような酸性土壌で、ブドウの成熟に一役買っている。ファットリア・ニッタルディは、ロバート・モンダヴィやアンティノリもポテンシャルの高さに注目し、現地調査に乗り出したマレンマ地区に1999年に37ヘクタールのブドウ畑を購入、2005年秋にネクター・デイ 2003をリリースした。

*エノロゴ、カルロ・フェリーニとのコラボレーション*

プロフィール
ニッタルディのオーナー、フェムフェルトと妻のステファニア・カナリ  1954年フィレンツェに生まれる。1978年にフィレンツェ大学の農業化学学部の博士課程を主席で卒業した後、キァンティ・クラッシコ協会に勤務。1986年より1991年まで技術部門の責任者を務める。この間、協会のラボで研究に勤しむ一方、協会に属するワイナリーにブドウ栽培及び醸造に関する助言を与えるなど、キァンティ・クラッシコ地区におけるワイン・メーキングのスペシャリストとして地区全体のクオリティの著しい向上に貢献した。このようにキァンティ・クラッシコのワイン造りに全身全霊を捧げたフェリーニの功績は、これまでに獲得した輝かしい賞により証明されている。先ず、2003年、ガンベロ・ロッソで名誉ある「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれると、2003年にはイタリア・ソムリエ協会の「ベスト・エノロジスト」、さらに2007年にはワイン・エンスージアストの「ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれるという偉業を成し遂げた。この3冠を達成したのは、フェリーニの他にスーパー・タスカン ソライア、オルネライアの生みの親であるリカルド・コタレッラしか存在しない。今も変わらぬ彼の真の野心は、キァンティ・クラッシコ地区の主要品種サンジョヴェーゼの可能性の探求であることを付け加えておこう。
*画像:ニッタルディのオーナー、ペーター・フェムフェルト&ステファニア・カナリ
ファトリア・ニッタルディとの出会い
カルロ・フェリーニ  ペーター・フェムフェルトの友人カルロ・フェリーニは1992年にキャンティ・クラッシコ協会を去る際、フリーのエノロゴとして独立することに関しフェムフェルトに相談を持ちかけた。フェムフェルトは即答でフェリーニの最初のクライアントになった。以来、ニッタルディのエノロゴはフェリーニが担当している。
 それまでニッタルディでは、サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、トレッビアーノ、マルヴァジアを栽培、同時に収穫を行い、すべてのブドウをまとめて混醸していた。また、バリックは使用せず、2,100-2,500リットルの大樽のみでワインを熟成していた。フェリーニがエノロゴを担当するようになってから白ブドウをまったく使用していない。彼は「ニッタルディは強いワインができる土地だ」とニッタルディの所有するカステリーナ・イン・キャンティの最高区画を高く評価し、そのポテンシャルを見事に具現した絶品のキャンティ・クラッシコを造り出している。
*画像:カルロ・フェリーニ

*カステリーナ・イン・キャンティ*

 キャンティ・クラッシコを形成する9つのコミューンの真ん中に位置するカステリーナ・イン・キャンティで造られるワインは、一般的に北のサン・カッシャーノ、グレーヴェ/パンザノの硬く構成されたワイン、最もアロマティックなラッダのワイン、そしてガイオーレ、カステルヌォーヴォ、ベラルデンガの豊満で柔らかいワインのそれぞれの特質を持ったバランスの良いものと言われている。
 ニッタルディはカステリーナ・イン・キャンティに120ヘクタールもの土地を所有。そのうち12ヘクタールでブドウを栽培し、数ヘクタールでオリーヴを育てている。残りの100ヘクタール余りはオークが生い茂る森林地で、冬は冷たい風から畑を守り、夏は猛暑を和らげる湿気をもたらしている。ヴィンヤードは標高450メートル付近の南向きの斜面にテラス状に広がっている。土壌は基層の砂岩を石灰質の泥灰土、片岩、砂が覆っている。
区画の詳細
区画名 ブドウ品種 植樹面積 植樹年 植樹本数(整枝法) 1本当りの房数
ヴィニェティーノ サンジョヴェーゼ 0.7ha 1989年 3,000本
(ダブル・コルドン)
3-4房
ペルゴリーネ サンジョヴェーゼ 0.3ha 1997年 5,500本
(コルドン)
3-4房
フロンテ・カンティーナ サンジョヴェーゼ90%
メルロー10%
1.3ha 2005年 5,500本
(コルドン)
3-4房
バシオ サンジョヴェーゼ 1.5ha 1973年 2,500本
(ギヨ)
3-4房
No. 1 サンジョヴェーゼ80%
メルロー20%
1.5ha 2002年 6,000本
(コルドン)
3-4房
No. 2 サンジョヴェーゼ 1.5ha 1969年 2,500本
(ギヨ)
3-4房

*商品ラインナップ*

Nectar Dei IGT Maremma, Rosso/
ネクター・デイ(DOC マレンマ・トスカーナ) 赤 ==>> 詳細はこちら
Ad Astra IGT Maremma, Rosso
/アド・アストラ(DOC マレンマ・トスカーナ) 赤 ==>> 詳細はこちら
Chianti Classico Belcanto DOCG, Rosso
/キァンティ・クラッシコ ベルカント 赤 ==>> 詳細はこちら
Ben IGT Toscana/ベン(トスカーナ) 白 ==>> 詳細はこちら
Chianti Classico Casanuova di Nittardi DOCG, Rosso  *参考品*
/キャンティ・クラッシコ カサヌォーヴァ・ディ・ニッタルディ 赤
《アート・ラベル》 ==>> 詳細はこちら
Chianti Classico Riserva Nittardi DOCG, Rosso  *参考品*
/キァンティ・クラッシコ ニッタルディ リゼルヴァ 赤 ==>> 詳細はこちら

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