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Dionisos Tempranillo DO Valdepenas
／ ディオニソス・テンプラニーリョ（DO バルデペニャス） 赤 2007
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Dionisos Crianza DO Valdepenas
／ ディオニソス・クリアンサ（DO バルデペニャス） 赤 2006
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Dionisos Pagos del Conuco DO Valdepenas
／ ディオニソス・パゴス・デル・コヌーコ（DO バルデペニャス） 赤 2006
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Dionisos Vinum Vitae DO Valdepenas
／ディオニソス・ビヌム・ビタエ（DO バルデペニャス） 赤 2004
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Dionisos Ego Primus DO Valdepenas
／ディオニソス・エゴ・プリムス 赤 2003
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ボデガス・ディオニソスは1984年から有機栽培を取り入れた、スペインではパイオニアとして知られる蔵元であり、欧州規定による有機栽培の認定を受けた正真正銘のビオ・ワインの生産者である。現当主のディオニシオ・デ・ノバ氏はスペイン生態系農学の第一人者で、初めてエコロジカル・ファーミングの支援団体を発足した人物。これまで20年以上に亘り、ワイン生産の傍ら、有機農業の普及を中心にスペインを回ってきた、有機農業及び生態系農学の父である。その活動を通してノバ氏が出会った人物は、フランスのバイオダイナミックの分野でその名を知らない者はいない、先駆者的存在のグザヴィエ・フロリン氏。＜クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン＞のニコラ・ジョリー氏も彼の著書、『Le vin du ciel et de la terre』をフロリン氏に献呈したと言われている。フロリン氏について最も知られている話は、彼がルドルフ・シュタイナー氏の運転手をしていたことで、その際にバイオダイナミック農法を得とくしたことは語り継がれている。そのフロリン氏の影響を大きく受け、2003年、ノバ氏は有機農業より厳しい条件を持ち、より多くの時間や費用を要するバイオダイナミックを取り入れることを決めた。今や＜ピングス＞のピーター・シサックや＜レルミタ＞のアルバロ・パラシオスなど、スペインのトップ生産者が実践するバイオダイナミックを南部で初めて導入した唯一のボデガである。
ディオニソスのワインセラー及び環境設備は全て生物学的なシステムに基づき運営され、カスティーリャ・ラ・マンチャ州公認有機栽培団体の厳密な管理に基づく信頼のおける有機栽培でのワイン生産を行なっている（スペインにはバイオダイナミックの認定機関はない）。畑は“ラ・アグサデラ”地区に約25ヘクタール。水はけが良く、石灰質の豊富な土壌である。化学肥料を一切使用せず、テンプラニーリョ種をはじめ、カベルネ・ソーヴィニヨン種、シラー種、マカベオ種などを栽培している。18世紀のラ・マンチャ地方特有の造りである当社のワインセラーは35万リットルものワインを貯蔵できる大規模なもので、快適な通気性の良い泥で造られた壁に囲まれ、陶製の大樽が並ぶ。破砕、圧搾、発酵作業には近代的なステンレス製の機器を使用し、ワイン醸造においては亜硫酸以外の化学的な添加物は使用しない。果汁の発酵には天然の酵母を用い、ワインの清澄にはベントナイト（火山灰からできる粘土）を使用。また熟成中のワインに素晴らしい天然のロースト香をつけるため、フランスのアリエ産、或いはアメリカ産のオーク樽を用いている。
原産地呼称であるバルデペニャスの生産地は、スペイン、ラ・マンチャ平原の南に位置する。この地方は寒暖の差が激しい大陸性気候で、降水量の少ない乾燥した地域である。石灰岩を基盤とした沖積性粘土質と白亜質土壌は、水はけが良く、葡萄樹に適した温度と水分を保つ働きを備えているため、葡萄栽培に適していると言われる。1243年に「石の谷（スペイン語でバジェ・デ・ラス・ペーニャス）」と呼ばれる谷に在った集落が一つの村となり、バルデペニャスと名乗るようになった。また1561年頃、ラ・マンチャ地方のワイン商がこの地のワインを酒場や職人宿に売り歩いたことから世に知られるようになり、少量ながらも高品質のワインを産することから、主に上層階級の人々の人気を集めてきた。
