HOME >> 生産者情報 >> テュヌヴァン・セレクション/ジャン=リュック・テュヌヴァン(フランス/ボルドー地方) 


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ヴァランドロー*

ル・パンとの出会い
ヴァランドローの誕生


一粒のブドウにこだわる

最高の熟成にこだわる

成功の原点

きめ細やかな手作業

仕込みと醸造
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商品ラインナップ
*ジャン=リュック・テュヌヴァンとシャトー・ヴァランドローについて


ル・パンとの出会い、そしてヴァランドローの誕生
 ジャン=リュック・テュヌヴァンの父親はパリに生まれた孤児で、母親はロレーヌで鉄道労働者の家庭に生まれた。ジャン=リュックは二人が出会ったアルジェリアで、1951年に生まれる。フランスに戻った父親はボルドーで1964年にブドウ栽培に携わる。父は特別な日にシャンパンを飲む以外、ワインをあまり飲まなかったため、ジャン=リュックはアルコールを飲む習慣があまりない家庭環境で育った。1984年、ボルドーに住み始めたジャン=リュックは、当初ワインには関心がなく、銀行員としてサンテミリオン近郊の支店に勤め始めた。銀行で担当していた地元のワイン生産者との出会いをきっかけに良いワインを飲み始め、購入をし始める。1971年から1977年まで、銀行員でありながら、週末DJとしての顔も持っていたジャン=リュックは、クラブに踊りに来ていたシャトー・オーゾンヌのアラン・ヴォーティエやジャン=ジャック・ムエックスらと知り合う。銀行ではムエックス家の従業員の口座を担当していたことから、妻ミュリエルの誕生日には、誕生年の1955年物のペトリュスをもらい、本物のワインと日常ワインがある事を知った。妻ミュリエルとは、1975年に出会い結婚。1年結婚生活を共にし、娘ヴィルジニーが生まれるが離婚。1983年によりを戻したが、再婚はしていない。その後、銀行を退職し、1985年にサンテミリオンでレストラン&ワインバーを開店。そして1990年、フォンガバンFongabanの自宅近くに0.6ヘクタールの畑を購入。その後ワインの販売、そして生産を手がけ、いまや世界トップレベルのワイン生産者兼コンサルタントとなったジャン=リュック・テュヌヴァン。ポムロールの小さな畑から造られるル・パンを試飲したことが、彼自身の手で最高のワインを作りたいという熱き思いに拍車がかかったという。サンテミリオンの街中の小さな醸造所でガレージ・ワイン<シャトー・ヴァランドロー>とともに、彼がワイン業界のスターとなるには10年もかからなかった。ワインに対する飽くなき探求と情熱、そして決断がシャトー・ヴァランドロー1991を生み出した。それは素晴らしい冒険の始まりと輝かしい成功で、影響を受けた多くの生産者達がガレージ・ワインを作り始めた。

一粒のブドウにこだわる
 いわゆるミクロキュヴェ、低収穫によって1粒のぶどうに最大のエキスを与えることで、果実味の凝縮したワインを造りだすのが他の生産者に影響を与えたテュヌヴァンワインの大きな特徴。その際、妻ミュリエルの畑管理も重要な役割を果たす。それぞれの樹ごとの明確な剪定、ブドウへの風通しをよくするための摘葉、限界までの摘房、「1本の樹に6房のみ」しか残さないという徹底した畑の管理を行なっている。

最高の熟成にこだわる
 ブドウが完熟するのを待ち続けながら収穫日を決定する。仕込みでは、最大限のエキスを抽出させるために、ブルゴーニュでよく行われるバトナージュと呼ばれる手法(発酵樽の中で澱を攪拌させること)を用いる。清澄や濾過をせず、樽から樽への移し変えは3ヶ月ごとに行う。最高水準を求める一連の作業が、深い色合い、完熟味、芳醇さをもちあわせたワインを生み出す。

成功の原点
 シャトー・ヴァランドローは、テュヌヴァン氏とミュリエル夫人の情熱ときめ細やかな配慮により生まれた集大成ワイン。1988年サンテミリオン地区で、ワイン商として創業し成功を収めた二人は、その熱き思いを葡萄畑を取得し自分達でワインを作ることに向け始め、少しずつですが畑を買い足していった。Valandraudの名は、最初に購入した畑がフォンガバンの谷底にあるため、その谷を意味するValと夫人の名前であるAndraudを組み合わせた名前から造られた。通常雨が溜まりやすいといわれる谷底に畑を購入したことを笑う生産者も多かったと言う。


きめ細やかな手作業
 ワイン作りには手間を惜しまず、手作業にこだわり、現代の手法を取り入れつつも、その自然を最大限に活かし、きめ細やかに作業を行う。ポリシーは常に畑の世話をするということであり、真冬の樹の剪定から収穫まで、驚くほどの作業をこなす。収穫は、家族同然の従業員と友人、熱心な顧客も含め、約30名のスタッフと共に、2日間で行い完熟しているぶどうを、的確に粒選りする。





仕込みと醸造
 葡萄は醸造所に到着すると、房は選別台で選果される。次に破砕機でブドウを押し潰す。絞られたリッチで純粋な果汁のみが、オーク発酵樽に流れる。アルコール発酵が終わったValandraudの新酒は、マロラクティック発酵を行うために、新樽に移される。今でこそ樽の移し変えは一般的にも使われる手法だが、新樽のコストも高く、リスクを伴うこの方法を彼は当初からなんのためらいもなく行った第一人者。この今日の成功の原点はここにある。
創業当初、仕込みと醸造は自宅のガレージで行なわれたため、一部のジャーナリストや評論家からは<ガレージ・ワイン>と揶揄されたが、2021年に、2年の工期を経て、新たな醸造所が完成した。湾曲した半月型のカーヴ。採掘した石のブロックは、建物の正面に再利用され、太陽光発電パネルで消費電力の何倍ものエネルギーを生成する。ワインツーリズムにも力をいれ、古いセラーは宿泊施設に生まれ変わった。

*商品のラインナップ*
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Bad boy AOC Bordeaux, Rouge
/バッド・ボーイ(ボルドー) 赤 ==>> 詳細はこちら
Bad boy Syrah VDF, Rouge
/バッド・ボーイ シラー 赤 VDF ==>> 詳細はこちら
Bad boy Chardonnay VDF, Blanc
/バッド・ボーイ シャルドネ 白 VDF ==>> 詳細はこちら
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